ハーブに限らず植物を上手に育てるには、原産地の気候、土壌などの特徴を知ることが必要です。
植物は長い年月をかけて、その土地の気候や土壌で生育していくのに必要な葉の形や根の形などを進化させ、適応したのです。それを生活環境の違うところで育てるには、できるだけ原産地の生育条件に近づけるように管理することによって、上手に育てることができます。
このハーブは、どこが原産地で、どんな気候、どんな土壌で育ったのかを調べてみてください。
ハーブ生育例
- 熱帯、亜熱帯原産のハーブ
バジル、ゼラニウム、レモングラス
冬の寒さに耐えられないので、室内に入れて防寒してやります。 - アルカリ土壌を好むハーブ(地中海沿岸原産)
ラベンダー、ローズマリー、セージ、タイム、オレガノ
日本では酸性土壌が多いので、石灰で中和させる - 乾燥を好むハーブ
水はけを良くする中粒の赤玉土などを多くして、土壌を改良したり、雨水が溜まらないよう土を盛り上げた所に植え付ける。 - 水分を好むハーブ
腐葉土やピートモスなどの割合を多くして保水性を高めるなど、ハーブに合わせた管理をしてあげると、よく育ってくれるようになります。