毎日忙しくて何だかイライラしたり、理由もなく悲しくなったり…。
皆さん心が疲れていませんか?
そんなときは、身体を動かすとスッキリした晴れやかな気分になれます。
ただ、身体を動かす時間も気力もないというあなたにおすすめのストレス解消法があります。
それは私たちが、普段から無意識に行っている「呼吸」の仕方を工夫するのです。
心が緊張すると、身体も緊張して筋肉が動きにくくなり、呼吸が浅くなります。
別の見方をすると、呼吸が浅くなると心が緊張するということです。
イライラするのをやめようと念じたところで、すぐに気持ちを切り替えることは難しいと思います。
そんなときにおすすめなのが、自分の感情をコントロールしようとするのではなく、あえて自分の身体の方に意識を向けてみます。
よく「心ここにあらず」と言いますが、
不安になるのは、自分の気持ちが先の見えない将来に向けられているから。
つらい気持ちになるのは、自分の気持ちが変えることのできない過去にとらわれているから。
どちらも今の自分ではどうしようもないことに目が向けられ不安や絶望を感じてしまうのだそうです。
まずは、今ここに存在している自分に意識を引き戻してみましょう。
と言っても、どうやって今の自分に意識を向ければいいのか?
そんなとき簡単に「今に集中できる方法が呼吸に意識を向けること」です。
呼吸を意識した動作を行うと、ネガティブな感情に覆われて固くなった心の緊張をほぐし、感情そのものをリラックスさせることができます。
呼吸をするときは、できるだけゆっくりと深呼吸をしてください。
ゆったりと深呼吸すると、身体の力が抜けて、リラックスした状態になるのです。
そうすると、今、ここに自分の身体が存在することを実感できます。
呼吸ならだれでもどんなときでも場所もお金もかけずに実践ができます。
わたしは、身体が疲れて心が固くなってるなと思った時は、
この「呼吸法」を実践してます。
お風呂で湯船につかったときと就寝前にやってみるだけでずいぶんと気持ちが違います。
それでは、簡単にできる入浴時の呼吸法と就寝前の呼吸法をご紹介します。
疲れたな~と思ったらぜひ試してみてください。
◆入浴時ゆる顔呼吸法
心のストレスに気づかないふりをして過ごしていると、心の仮面が顔の表情にも影響します。
まずは、お風呂で固くなった表情筋をゆるめ、心の仮面を取り外しましょう。
- まずは湯船につかり、リラックスした状態で左右2~3回ずつ首を回します。
「気持ちいい」「伸びている」など、首の感覚に注目しながら、鼻から息を吸って、口から息を吐き出し、ゆっくり呼吸を意識します。 - 顔の力が抜けてくると歯の食いしばりがなくなり、あごの重さを感じます。
口を半開きにして「あ~」と声を出しながらゆっくり呼吸を行います。
◆就寝前カウント呼吸法
疲れた心は雑念だらけ。頭の中を空っぽにして心のデトックスをしましょう。
頭の中を空っぽにするのは意外と難しいのですが、心のデトックス効果は絶大。
ぜひ試してみてください。
- ベッドに横になり、考え事をせず呼吸の数を10までカウントダウンすることだけに集中します。
- 途中で頭の中に何か浮かんできたら1から数え直します。最大で3回まで繰り返し挑戦してみましょう。