みなさんは、「自分の強み」は何かすぐに答えることできますか?
人間は一般的に自分に不足しているものを補いたいと無意識に感じる生き物だそうです。
これは、不足しているものから危険を感じ取り回避する、
いわば人類が生き残るために身につけた能力のためだとか…。
たとえば、下の画像「カニッツァの三角形」では、
実際には存在しない三角形が見えませんか?
これがまさしく脳が足りないものを無意識に補おうとしていることを証明しています。
だから自分に足りないものについては、すぐに思い浮かぶけど、持っているもの(強み)はすぐに出てこない。
私も自分の強みと聞かれてもすぐに答えられません。
なので、今日は終業時間とともに速攻ダッシュ。
「自分の強みを知る」というセミナーに参加。たまたま見かけたこのセミナーのチラシ。「自分の強みって何だろう?」とタイトルに惹かれ申込みました。
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そのセミナーで、先生が言っていたのが前述の内容です。
アメリカの心理学会の元会長マーティン・セリグマンの言葉。
Not good enough.
(弱いところを補い援助するためだけでなく、人間の持つ良いものを育み養うために、もっと力が注がれるべきである)
自分の欠点ばかりにとらわれず、良いところに目を向けるよう意識してみましょう。
これは、人間関係を良くするためにも効果があるそうです。
自分の欠点ばかりに目を向けていると、その癖が無意識に他者の欠点も探してしまいます。
人には良い部分もダメな部分もあります。完璧な人間なんていません。
職場や学校で苦手な人にはついつい厳しく判断しがちです。
人に対して批判的になっているなと思ったら、まず自分の良い部分を探したり、自分をほめる癖をつけましょう。
その癖が、自然と他者の良い部分に目を向けることができるようになります。
幸せは自分のものさしで決まる。人の好き嫌いも自分のものさし次第です。
一つの事柄もいろんな角度から捉えられたら、視野が拡がります。
苦手だと思ってた人にも素敵な部分があることに気づけば人間関係も良好になるハズ。
もうすぐ新年度が始まります。新しい環境に飛び込む人も多いことでしょう。
ポジティブ心理学で人間関係もポジティブに、そして新たな自分の強みを発見していきましょう。
セミナーでは強み診断「わたしの32」という、自分のイメージを32の漢字一文字で表す診断ツールの紹介がありました。
ひとつ一つの質問に答えると32の漢字の中から自身を強く表す漢字・影響のない漢字が分かるそうです。
自分の強みを知り、新しい自分を発見したいですね。